12年9月24日
その8
続いて10号車
この車両はソロ(20室)と諸設備で構成される
まずは自販機
つまり、A寝台のある11号車の両サイドに自販機があるわけ
ヤな感じ〜
その脇にあるのが電話スペース
かつてはここに公衆電話があったものと思われる
その隣りにあるのがミニロビー
うーん、走行時間が10時間では利用する暇がないかな
実際いつも誰もいなかった
セッティング完了
通路がガチャガチャしていて格好いい
ソロ
あけぼので利用した個室とほぼ同じデザイン
ベッドサイズは196cm×56cm〜70cmと、サンライズの編成で最も狭い
部屋の高さは145cm
上段では階段部分に立つことができるが、下段ではそれすらできない
では、なぜ新造車たるサンライズでソロのような一昔前のデザインを採用したかというと
この10号車にはモーターが積まれていて2階構造にすることができないから
寝台料金は6300円で、個室としては最安値ゆえに意外と人気がある
で、だ
シングルを除いてほぼ一通りを見てきたわけだが
格好いいよねえ
寝台車ってのは何とも言えず格好いい
"ブルートレイン"ではなくてもね
そうそう、スルーした車両があるけど、14号車は13号車とほぼ同じ
9号車もこれから紹介する8号車とほぼ同じなので割愛させてもらった
特別な装備もないので
で、8号車
運転室を持つこの車両はシングルツイン(1室)とシングル(19室)で構成される
シングルは編成の大半を占める、言わばサンライズのスタンダード
そのパターンも階下室(1F)、階上室(2F)、平屋室(車端部)の3つが用意される
シングル
ソロよりワンランク上の個室として、サンライズと共に誕生したコンパートメント
ソロとの料金差は僅かでも、個室の居住性や快適性は大幅に向上している
ベッドサイズは19.6cm×60〜70cm
部屋の高さは階下室が183cm、階上室が180cm、平屋室が210cm
寝台料金は7350円
ドアロックはテンキー式
稼動中の寝台列車では、サンライズ、あけぼの、カシオペアがこのタイプ
即ち北斗星とトワイライトではカードキー式の車両も健在ということ
おれはそっちのほうが好きかな
おみやげにもなるし
個室のほぼ全景
うーん、やっぱ24mmが欲しい
では手前から見ていこう
もちろんこちら側に足を向けて寝ることになる
社内放送用のスピーカーとコップ
コップはプラスチック製
ナイトウエアは伸縮性のあるガウンタイプ
寝具は枕とブランケット
エアコン(暖房)の通風孔とスリッパ
スリッパはペタペタして気持ち悪いやつ
ゴミ用のビニール袋は入り口のすぐ横に仮止めしてある
ハンガーは1本
ボトムスを吊るすハサミの付いたやつだと嬉しいのだが
枕周りはこんな感じ
右に見える僅かなスペースが荷物置き場として実に有用
注意書きと禁煙マーク
エアコン(冷房)の通風孔
コントロールパネル
ラジオ(NHK-FMのみ)、スピーカー、ボリューム、イヤホンジャック、アラーム
非常ボタン、読書灯スイッチ、室内灯スイッチ、エアコン調整ボタン
ドアロックは2段階式
下のレバーを右奥まで押し込んで、上のノブを右に倒す
万が一外からロックされた場合は右上のボタンを押すと解除できる
いたずら防止だね
コンセント
サンライズの個室には全ての部屋でコンセントが装備されてる
ノビノビ座席にも3ヶ所ある
とまあそんなわけで、室内の装備を詳しく見てきたわけだが
このサンライズには画像では到底伝えることのできない凄さがあって
再セッティング完了
それは、この車両がほとんど揺れないこと
岡山駅でサンライズ出雲と連結をしたとき多少の衝撃があったくらいで
車両の揺れによって目が覚めるようなことはまずない
もちろん通路を歩けば左右の揺れを感じるし
着替えやサニタリーで苦労することは他の列車と同じだけど
それでも、これほど揺れない寝台車に乗ったのは初めてだよ
進行方向に向かってベッドが設定されていることや
機関車による牽引ではないため加減速の際に衝撃が生まれないこと
98年製造の最も新しい寝台車両であること等々、理由は幾らでもあるんだけど
それにしたって凄いよこれ
本日の移動距離:約881km
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