12年03月05日 その5
部屋に戻ると蛻の殻
そんじゃま、おれもひとっ風呂浴びようかと
新館5階の温泉フロアに向かう
みはらしの湯
上松屋旅館には2つの浴場があり、23時で男女入れ替え 15時から翌10時まで入浴を楽しむことができる
泉質は硫黄泉で、泉温は51.3℃ もちろん源泉かけ流し
温泉宿として、なかなかの好条件が揃ってる
ロッカーと貴重品箱の数が合わないのはご愛嬌
え?
そんなエッチなシステムが?
んなこたあない
うーん、なかなかいいアイデアだと思うよ 入浴の合間にのんびり過ごすスペースがあるのは
でも、イスが4つしかないんじゃな 空いてなかったらどうするのさ スケベイスはちょっと変だし、まさか胡坐かいて床にキンタマ押し当てろと?
ただ、浴場の広さと対比すると別におかしくはないんだよ というのも、この浴場は10人程度のキャパ その証拠にシャワーは6本だけ 湯船は内湯と露天を合わせても10人も入ればフルハウス だから休憩室のイスは4つでも決して少なくないわけさ
ちなみに総客室数は32で、最大収容人数は150人 どうよ 旅館の規模と比して浴場の規模が余りに小さいでしょ おそらく開館当初は部屋数が今の半分程度だったんだろう 後に新館を作っても浴場の拡張は行なわずロッカーの数だけを増やした それが今日の姿なんじゃないかな
確かに後から浴場を拡げるのは大変難しいこと 小さな旅館だと工事期間中は宿そのものを閉めなくちゃいけない
中小旅館は概ねそこで悩まされる 1週間の休館でも経営を直撃するから
ただ、この旅館の場合は少し事情が違うと思うんだよね わりと無駄なスペースがある この待合室もそうだし、さっきの休憩室もそう 誰も利用しない施設に結構な空間を割いてる
つまり、浴場を拡張するのは決して難しくない環境にある なのにそれをしないのは経営の怠慢ではないかと
こうして味噌スープをふるまうのはいい でも、鍋のフタが超熱くて子供やお年寄りには少々危険 いっそ冷製スープにしたらどう? 安全性の確保こそが本来旅館がなすべきこと
この居酒屋スペースもいいけどなー 営業時間が16〜17時の僅か1時間だもんなー 使いたくても使えない
なんかさ、ごめん、滑ってるよ 上松屋さん いろんなところで滑ってる
悪い宿ではないんだよ 客を喜ばせようとする姿勢は十分感じられるから
ただ、夕食はちょっと残念だった
今回の宿泊はびゅうの格安プランによるもの だから、夕食は公式や楽天の最廉価プランから副菜を2、3品削ったものと想像してた でも、そんなレベルじゃなかった 具体的には、スタンダードプランから信州牛陶板蒸焼、海鮮鍋、酢の物、刺し身1種を削り、鶏鍋を追加したもの もしくは、最廉価のお値打ちプランから信州牛すき焼、酢の物、刺し身1種を削り、鶏鍋を追加したもの だったら先に言ってくれよなー そしたら追加料理を頼めたのに いっそパンフレットにこう書いてくれよ 「大変お安いプランですが夕食はなかなか粗末です」と
鶏鍋
刺し身
豆と野菜
竹の子
豆腐
ソバ
梅酒
後から出されたもの
焼き魚
爆弾
漬け物
味噌汁
ヨーグルト
でもまあ、仕方がないのかも知れないなー 超の付く格安プランだもん で、風呂がどうとか食事がどうとか、どの口で言うか?って感じか
ただ、これだけは言わせてね 空調がおかしい 設定を最小にしても室温が25度くらいあった でも消すと寒いんだよ ほんと、地獄のような夜だったよ
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